ネパール・ヒマラヤ山脈に聳えるギャチュンカン(7952メートル)。その登頂を果たした福岡大学山岳会登山隊が貴重なエアロゾルサンプルを携え帰還しました。
福岡大学山岳部に所属する地球圏科学科と工学部の学生の方と、山岳部部長である応用物理学科教授永田潔先生が、標高千メートルから5千メートルの間を千メートルおきに、サンプリングとOPCによるエアロゾルの数濃度の計測を行ってくれました。
関連記事
観測の概要
- ヒマラヤ山岳観測 山岳部,理学部応用物理学科永田研との共同観測研究 山岳会学術調
査として実施
- 福大山岳会のギャチュンカン挑戦に際し,カトマンズからベースキャンプ(5300m)までのエアロゾル観測を実施
現地観測とサンプリングを担当してくれた方
- 理学部地球圏科学科1年生 福島 君
- 理学部地球圏科学科1年生 西嶋 君
- 工学部化学システム工学科2年生 中村 啓太 君
- 工学部化学システム工学科2年生 貞國 智哉 君
- 理学部応用物理学科教授 永田 潔文 先生(山岳部部長)
福島君と西嶋君の2名が、気圏物質科学研究室でデーター解析を行ってくれています。
観測項目
- 気温
- 湿度
- 粒子濃度0.3-5.0um
- 凝結核濃度0.02um以上
- 0.2um以上の粒径の粒子サンプリング
観測の日時と観測の詳細
サンプリング装置
サンプリングしたエアロゾルの顕微鏡写真
|
|
|
2005年9月8日9時13分
場所 : カトマンズ
天候 : 晴れ
気温 : 30℃
気圧 : 864mb
湿度 : 45%
|
|
2005年9月25日6時23分(7分間)
場所 : ベースキャンプ
天候 : 快晴
気温 : 1〜2℃(5時33分)
気圧 : 534mb
湿度 : 36%(6時30分)
|