月別アーカイブ: 2016年10月

後期2回目の昼食会

地球流体力学研、地球惑星気象学研のみなさま

流体研4年の矢田です。

後期の2回目の昼食会の予定は以下の通りです。

10月27日 休み(学会)
11月3日 休み(祝日)
11月10日 岡部、隅田、矢田
11月17日 熊川、山下、上野
11月24日 青柳、溝上、田中
12月1日 秦、平間
12月8日 横山、武部
また変更がある際は連絡します。

オンラインセミナーを中継する予定です。

乙部です。

以下のセミナーは中継するつもりです。気になる人は517号室に集合。聞きたいことがあれば
僕まで。誰でも参加してかまいません。

—————-

惑星大気研究会 オンラインセミナー 第 83 回

日時: 2016 年 10 月 31 日 (月)  16:30 - 18:00
場所: 神戸大学 自然科学総合研究棟 3 号館 508 号室
      (508 号室には 506 号室から入室してください)

接続を希望される方は, wtk-staff (at) gfd-dennou.org (高橋)
までご連絡ください.

講演者:

  樫村博基 (神戸大)

講演タイトル:

  成層圏SO2注入による気候工学の強制とフィードバック:GeoMIP G4実験の解析

講演要旨:

    気候工学(geoengineering)とは「人為的な気候変動の対策として
  行う意図的な惑星環境の大規模改変」のことを言う。地球温暖化に対
  抗するための気候工学の手法は、太陽放射の一部を人為的に宇宙空間
  に反射させて地表に降り注ぐ放射量を減らす方法(Solar Radiation
  Management; SRM)と大気中の二酸化炭素を取り除く方法(Carbon
  Dioxide Removal; CDR)に大別される。SRMの中で最も有力な方法の
  1つが、成層圏エアロゾル注入である。これは、例えば1991年のピナ
  ツボ山のような大規模な火山噴火を模して、成層圏に硫酸塩エアロゾ
  ルを注入・散布することで、大気の太陽放射反射率を増加させて、地
  表が受け取る短波放射量(正味地表短波放射)を減らし、地表気温を
  下げようとするものである。気候工学に関するモデル相互比較計画
  (Geoengineering Model Intercomparison Project; GeoMIP)では、
  地球システムモデルを用いた気候工学数値シミュレーションの相互比
  較実験が実施されている。
    本研究では、成層圏エアロゾル注入に関するやや現実的な実験設定
  のGeoMIP-G4実験について解析する。G4実験は、地球温暖化シナリオ
  の1つRCP4.5実験を基準(比較対象)として、その上で2020年から
  2070年までの間、毎年5 Tg(1991年ピナツボ山噴火の約1/4に相当する)
  の二酸化硫黄(SO2)を赤道下部成層圏に注入するという想定の実験で
  ある。ただし、成層圏エアロゾル注入の再現方法は統一されておらず、
  SO2から硫酸塩への化学反応過程や核形成・凝集成長などの微物理過程
  をモデル化して陽に解くモデルもあれば、単に1991年のピナツボ山噴
  火後の成層圏のエアロゾルの光学的深さ(Aearozol Optical Depth;
  AOD)をもとに作られた規定のAODを境界値データとして与えるだけの
  モデルもあり、実験結果の比較には工夫を要する。また、成層圏エア
  ロゾル注入によって地表(対流圏)の気温が低下することで、少なく
  とも雲量・水蒸気量・地表面アルベドが変化すると考えられる。これ
  らは短波の反射や吸収に影響するため、SRMの効果に対してフィード
  バックを与える。
    そこで本研究では、G4実験における各モデルのSRM強制とフィード
  バック効果を分離して求めるために、1層大気を仮定した短波放射伝
  達モデルを応用する。すなわち、GeoMIPで提供されている物理量であ
  る大気上端(Top Of the Atmosphere; TOA)と地表面における短波の
  下向き・上向き放射量(全天および晴天)から、晴天大気の短波反射
  率・吸収率、雲の効果、地表面アルベドを求める。そして、それぞれ
  の変化量(G4 - RCP4.5)の、正味地表短波放射の変化量に対する寄
  与を求めることで、SRM強制と各フィードバック効果を見積もる。こ
  の際、晴天大気の反射率の変化は成層圏エアロゾルによるもの、吸収
  率の変化は水蒸気量の変化によるものであると仮定している。
    解析の結果、SRM強制の大きさは全球・時間平均値でおよそ-3.6
  から-1.6 W/m2 と、モデルごとのバラツキが大きいことが示された。
  また、SO2から硫酸塩への化学・微物理・輸送過程を陽に計算したモ
  デルの方がSRM強制が大きく、規定のAODでは毎年5TgのSO2注入による
  SRM強制としては過小評価であることが示唆された。雲量と水蒸気量
  の変化に伴うフィードバックはともに、+0.5から+1.5 W/m2程度の加
  熱効果であった。ただし、水蒸気量の変化の効果は、地表気温の変化
  量とほぼ比例(気温低下が大きいほど加熱効果も大きい)しているの
  に対して、雲量変化の効果は気温低下量と相関が低く、その振る舞い
  はモデル間で一貫していない。一方、地表アルベドの変化は冷却効果
  のフィードバックをもたらすものの、その大きさは(全球平均値で見
  る限りは)小さい。
    以上の結果から、成層圏エアロゾル注入による気候工学のシミュ
  レーション(G4実験)において、SRM強制そのもののバラツキが大き
  いこと、そしてSRM強制は雲量・水蒸気量・地表アルベドの変化がも
  たらすフィードバックによって、地表では半分程度に減じうることが
  示された。

3年生歓迎会についてのお知らせ

地球流体力学研、地球惑星気象学研のみなさま
こんにちは
流体研 4年 山下です。
明日の3年生歓迎会についてのもう一度連絡いたします。
日程:10月21日(金)
集合時間:18時30分
集合場所:理学部分室
歓迎会開始時間:19時〜
場所:博多一番どり 七隈店
金額:3年生1500円、4年生と大学院生3000円、先生方6000円となっています。(参加できない先生は3000円)

3年生の方々はぜひ、これを機会に4年生や先生方と仲を深めてください。

第4回の談話会のご案内です。

乙部です。
福岡大学理学部地球物理談話会(第4回)のご案内です。

[第4回談話会]
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日時: 10月 18日 (火)  16時20分~
場所: 福岡大学18号館1825教室 (2階)
講師・タイトル:
白石 浩一
「2015年春季蛍光ライダーで観測された対流圏エアロゾルの蛍光特性」

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gedit の WARNING

乙部です。

計算サーバでgeditを立ち上げると、WARNINGが大量に出る問題ですが、対処できたと思います。計算サーバにもMATE環境をインストールしました。
確認してまだ問題があるようならコメント欄に書いていただけると引き続き対処します。

3年生歓迎会についてのお知らせ

地球流体力学研、地球惑星気象学研のみなさま
こんにちは
流体研 4年 山下です。

今回掲示板初投稿となりますが、以前からお伝えしていた3年生歓迎会についてのお知らせをさせていただきます。

日程:10月21日(金)
集合時間:18時30分
集合場所:理学部分室前
歓迎会開始時間:19時〜
場所:博多一番どり 七隈店
金額:3年生1500円、4年生と大学院生3000円、先生方6000円となっています。(参加できない先生は3000円)

3年生も入り、研究室も賑やかになってきたのでこれを機会に皆さん仲をより深めていきましょう。

プレゼンテーション用PC

乙部です.

プレゼンテーション用PCを再インストールしてアップグレード手順を正しく行いました.

これで,Fnキーを利用した画面の出力先切り替えが正しく動作するようになりました.MSOffice2016 LibreOffice5.5.2 をインストールしてありますがほかについかしてほしいソフトウェアがありましたら連絡してください.(ここのコメントにでも.)