地球惑星気象学研究室

地球や惑星の大気で起きる現象や気候

地球流体力学研究室

大気や海洋の流れのしくみについて

大気環境科学研究室

大気に含まれる成分を遠隔で観測

大気微粒子動態学研究室

大気中微粒子が大気に与える影響

私たちの住む地球、もしくは他の大気を持つ惑星では、様々な気象がみられます。それらの気象は、太陽の加熱によりエネルギーを受け取り、その結果として、風が吹きます。また、最終的には熱を赤外線の形で宇宙へと返しています。
このような風の流れは直接的に私たちに影響を与えることもありますし、その結果として水を運び雨を降らし、恵みをもたらしたり、被害を与えることもあります。また、大気中にはいろいろな元素や微粒子が存在し、雲を作ったり、また、大気自体の状態を変化させます。オゾンのような分子は人間や生命にとって決定的に重要です。微粒子は大気からのエネルギーの受け取り方を変化させまた、直接的に人間の健康に影響を与えることもあります。さらに、長い年月を通しては、地球全体の温度や海の広さまで変化することが分かっています。さらに、そのような気候に私たち人間の活動が影響を与えていることは分かっています。しかし、その影響の程度が正確に見積もれているわけではありません。
このように、気象は私たちの生活に密接に関係している、とても複雑な現象です。これらを物理の知識を利用して解明していくことが我々、地球物理学分野の目標です。