なぜカエルで研究するのか?

 われわれは、脊椎動物の発生に興味を持っています。ヒトが属する脊椎動物は、どの動物でもオーガナイザーを持つことなどから、基本的な発生の仕組みが同じだと考えられています。脊椎動物のなかで両生類は、体外受精を行い、卵が硬いからで覆われておらず大きい、という特徴があります。これらのことから、両生類は、外科手術を施すことで発生機構を調べる<実験発生学>の材料として古くから用いられてきました。両生類の持つこの利点は、現在でも変わりありません。当研究室では、アフリカツメガエルの持つこれらの利点を生かした研究を行っています。

 

                

                 野生型(黒)とアルビノ(白)を組み合わせた4細胞期胚

 

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