2024年度 応用地球圏科学 のページ
対象学部・学科・学年
授業の概要
- 本講義では, 地球圏科学科で学んできた基礎的な知識や解析法が, 実社会でどう活かされているかを理解するために, 地球圏科学関連専門領域で活躍している6名の社会人講師(実務家教員)をお迎えして講義を行っていただきます.
- 泉可也 講師(㈱Biomaterial in Tokyo): 地球環境の保全・改善のためには再生可能エネルギーの導入が必要である。また導入のためには「技術的課題」、「制度的課題」の両方での課題解決が重要である。これらの課題解決の現状、将来展望について解説する。
- 稲倉寛仁 講師(⻄⽇本技術開発(株)): 時代は平成から令和へ変わったが、自然災害は毎年のように発生している。こうした自然災害の対応の一つとしてハザードマップをはじめとして各種地理情報が公開されているが、我々はこれらをうまく活用できているだろうか?本講義では地理情報を読み取る力を身につけることを目的とする。
- 北原健史 講師(いであ㈱):人々の暮らしにかかわる環境の管理についての取り組みと、建設(環境)コンサルタントの役割について解説し、現地調査を行う側の視点でそのあり方と今後の展望を紹介する。
- 中茂義晶 講師(いであ㈱):大気気汚染は最も身近な環境問題の一つであると同時に、海を越えてやってくる地球規模の環境問題でもある。大気質に関する法律を概説し、目的に応じた測定方法や監視体制について実例を交えて紹介する。
- 渡辺茂樹 講師(いであ㈱):海洋環境を主題として、人と関わりの深い沿岸海域の生態系について解説するとともに、環境問題や調査方法、その改善策等を、最新の話題を交えて紹介する。
- 横⼭⾠夫 講師(元 福岡管区気象台):気象分野、地震・火山分野、地球環境分野に関して、以下の様な点について解説する。
- (気象分野):日々の天気予報は、スーパーコンピュータを使い、物理の法則(流体力学、熱力学など)に基づく数値予報により行われている。数値予報の原理の概要、数値予報の現時点での技術的限界のほか、数値予報の結果に基づいて発表される警報など、気象庁の社会的な役割についても解説する。
- (地球環境分野):地球環境問題を扱うためには、天気予報の技術を応用した将来の気候予測のほか、地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの精密かつ長期的な観測が必要になる。このためには化学分析の知識や技術が必要になる。気象庁が行っている地球環境に関する観測、社会への成果の公表、国際的な貢献について解説する。
- (地震・火山分野):わが国は地球を覆う地殻のプレートの境界部に位置することから、巨大地震や内陸の断層による地震が多く発生している。また火山活動も非常に活発な地域となっている。地震や火山などの活動を把握するために気象庁が行っている観測やこれに基づいて社会に発信している情報などについて解説する。
- 上記のほかに, 岩山隆寛が卒業後の進路選択に関して, 地球圏科学科学生のキャリア準備と題して3回の講義をします. 「自己分析の方法論」, 「エントリーシート対策」, 「企業研究と就職活動の取り組み方について」の3題の予定です.
授業の進め方, 諸注意
- レポートの提出について
- この授業は, 開講期間内評価科目です. 期末試験は行わないので, 授業への出席, レポートの期限内の提出によって成績の評価が行われます.
- レポートを提出するときは, スマホなどで写真撮影して, それをPDF形式の1つのファイルの変換してFU_BOXの所定の場所にアップロードしてください.
- 写真はJPEGと呼ばれる形式のファイルになっています. これをPDFに変換するには, 例えば ILOVEPFD というページに変換したいJPEGファイルをまとめてドラッグ・アンド・ドロップすると, 複数のJPEGファイルをPDF形式の一つのファイルに変換してくれます.
- 変換されたファイルは, 半角文字で「学籍番号.pdf」という名前で保存してください. 例えば, se301234という学籍番号の学生の場合は, se301234.pdfというファイル名にしてください.
- ファイルをアップロードするフォルダは, その都度指示します.
第1回目(FUプラスアップ授業)
地球圏科学科学⽣のキャリア準備︓⾃⼰分析の⽅法論(岩⼭)
- スタートアップ動画:イントロ部はこちらを視聴してください.
- スタートアップ動画:課題部分についてはこちらを視聴してください.
- スタートアップ動画の資料はこちらです.
- スタートアップ動画の課題の用紙は こちら です.
- スタートアップ動画の課題の提出先は こちら です. 課題の締め切りは9月23日です.
- 課題を提出する際には, 「学籍番号_氏名_授業科目名_第何回目授業+拡張子」の形式にしてください. 例えば, SE300666_岩山隆寛_応用地球圏科学_1回目.docxなど.
第2回目(9月17日)
地球圏科学科学⽣のキャリア準備︓エントリーシート対策(岩山)
- ES対策の授業資料は こちら です.
- ES対策の回の課題の提出先は こちら です.締め切りは9月30日正午です.
- 課題を提出する際には, 「学籍番号_氏名_授業科目名_第何回目授業+拡張子」の形式にしてください. 例えば, SE300666_岩山隆寛_応用地球圏科学_2回目.docxなど.
第3回目(9月24日)
地球圏科学科学⽣のキャリア準備︓企業研究と就職活動の取り組み方(岩山)
第4回目(10月 1日)
- 授業の資料は こちら です.
- 課題は「自分の実家のある市町村のハザードマップの整備状況を調べるとともに,実家の災害リスクと避難計画について考察してみよう!! 」です.課題の提出先はこちらです. 期限は, 10月7日です.
第5回目(10月8日)
- 授業の資料は こちら です.
- PCを持参して授業を受講してください.
- 課題は「7km×7kmの空間を1m解像度でほぼ任意の時間で取得可能なQPSのSAR衛星データをあなたなら,ここぞという時にどのように使いますか?」です.ただし, 授業内の注意をよく考えて課題に取り組んでください(スライド63-75枚目).課題の提出先はこちらです. 期限は, 10月14日です.
第6回目(10月15日)
- 授業には, QGISをインストールしたPCを持参してください.
- 授業の資料は こちら です.
- 以下のどちらかの課題をやって提出してください.
- QGISを使って自分の旅行したい場所のマップを作成して、PDFで提出すること!!
マップには、縮尺と方位は必ず入れること。なお、ベースマップ、レイアウト、縮尺は対象に応じて適宜設定すること。
- 課題は「第1回目の講義で調べた実家のある市町村のハザードマップについてマップの不確実性を考慮した上で改め見返し,実家の災害リスクと避難計画について、次に紹介するサイトの情報も参考に再考察してみよう!また,消火栓・ホース格納箱の位置も確認してみよう!」です.授業内の注意をよく考えて課題に取り組んでください.
- 課題の提出先はこちらです. 期限は, 10月21日です.
第7回目(10月22日)
第8回目(10月29日)
第9回目(11月12日)
第10回目(11月19日)
- 授業の資料は こちら です.
- 課題はここにある通り,
- わが国では毎年のように大雨による災害が発生している。特に九州では数年に一度大きな甚大な被害が発生している。線状降水帯による大雨の予報が出たときに、住民の立場で以下の2点を想定して、被害を軽減するために取るべき行動について、時間を追って(時系列で)できるだけ具体的に述べよ。
-
1. 平野部の大きな河川の近くにいる場合
- 2. 山間の集落にいる場合
- 課題の提出先はこちらです. 期限は, 11月26日です.
第11回目(11月26日)
- 授業の資料は こちら です.
- 課題はここにある通りです.
- 課題の提出先はこちらです. 期限は, 12月3日です.
第12回目(12月3日)
- 授業の資料は こちら です.
- 課題はここにある通りです.
- 課題の提出先はこちらです. 期限は, 12月10日です.
第13回目(12月10日)
- 授業の資料は こちら です.
- 課題:講義資料37ページ参照.課題の提出先はこちらです. 期限は, 12月17日です.
第14回目(12月17日)
- 授業の資料は こちら です.
- 課題:講義資料35ページ参照.課題の提出先はこちらです. 期限は, 12月24日です.
第15回目(12月24日)
- 授業の資料は こちら です.
- 課題の提出先はこちらです. 期限は, 1月7日です.
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