ALASKA 通信            No. 2

9/1710/1

from 林 政彦@Fairbanks

 

  静かに,それでいて,駆け足でやってきた冬。足元からしみこんでくるようだ。

   日々寒くなる.日も短くなるが,薄明が長くずいぶん遅くまで空は明るい.

   気温は低いが,風が弱いためか,それほど寒さは感じない。でも,朝の自転車通勤は寒さがみにしみるようになってきた。

 

9/17  昨晩からの雨で,午前中も不安定な天気.買い物の後にcreak fieldの裏の散策路を散策する.美しい木々と住宅(外観は)が絵のよう.湿地の季節変化,森林の発達のガイドをみながら,自然の中のゆったりとした時間を楽しむ.リス,キツツキなどに会う.ムースは何処?

9/18 通勤のとき(自転車)構内を走るリスに会う.

   Eudoraは,サポートセンターからの指示でとりあえず,暫定処置

   どうも,Dynabookと私は相性が悪いのか.自宅のpanasonicと比べるとDynabookは,不要なHDアクセスを頻繁にしているようである.

9/19 研究室でPCとにらみあいがつづく.不要なプログラムを消し去り,Eudoraの中のメッセージを思い切って整理.日本にいたときのものは「過去メール」としてまとめる.

   新規に出発.Ramanライダー屋のJavikofと若干の議論.フィルターサンプルのRaman散乱解析もやっているとのこと.OPCに興味があるようである.特にエアロダイナミックレンズはfamiliarかと期待されたが,こちらは,私にはちょっと無理.冬の時期に一緒に観測をしないかという相談.ただし,私にはfundがないので・・・・

9/20 Eudoraの中のメールボックスを整理.フォルダも構成して,情報整理がしやすいようにする.日本にいたときにはなかなか,こういったことをする気になれなかった.

9/21 いい加減仕事を始めないとな.黄砂の教科書(日本語)の原稿締め切り迫る.

9/22 GIライダーマンのひとりJavierの家のhome warming partyに呼ばれる.どうやら,新居に引っ越して,家の紹介をするパーティのようである.日本にきたことのある学校の先生に会う.座間の米基地に行って高校の先生をしていたよう.

9/23 午前2時(翌日)真上から降り注ぐオーロラを見る.航大と泰己は遅いのでお休み.明日は学校があるから,仕方なし.

9/24 朝,氷点下4

   Large Animal Center/UAF に遊びに行くが,中に入れない.ツアーはなくてもいいから,見学ぐらいさせてもらえると・・・・

  帰り道,踏み切りで何十輌あるかわからない列車にあう.長い長い列車.機関車のパワーは恐るべき.

  農場でReindeerにご挨拶。

9/25 drivers license writing testをうける。ほとんど準備なしで受験。見事に玉砕。

9/27 タイヤを冬用に履き換える。staddedstaddlessを聞き違えたようで,スパイクタイヤになってしまった。まあ,しかたないか。聞くだけでなく,自分で言って確認しないといけないと反省。

9/28 driver’s license writing test再チャレンジ。見事pass。 congratulation

9/29 朝からの雨が夕方雪に変わる。初雪・・・・・

9/30 UAFresidenceの昼食会。航大の友達にネパール出身の子がいた。お父さんにギャチュンカンの話をしたが,発音が違うのか,知らないとのこと。

夜,晴れわたる。オーロラも見えるので,暗いところを求めて車で移動。Large Animal centerの駐車場へ行く。4枚,5枚・・・のカーテンの見事なオーロラ。背景はやや赤みを帯びる。

翌日の新聞の一面も賑わせたオーロラ。

 

10/1 Moosを求めて,再度チェナホットスプリングへ

   途中,すでに雪,池が凍結。重装備をしてこないと散歩もままならない。それでも,雪をかぶった山の白さ,葉の落ちた白樺・・・,前回の黄葉とは打って変わった風景。

   この辺りの川は,緩やかな蛇行した流れ。時間の流れもゆっくりと・・・。

毛の長い牛

 

きれいな霜が成長した草 かわいそうと言えば,かわいそう

 

ゆったりとしたチェナ川の流れ

川上には温泉がある