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福岡大学理学部地球圏科学科気圏物質研究室へ!!

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 気圏物質研究室は”地球大気のしくみの解明”を研究目的に掲げています。そのしくみを解明するため、特に私たちは大気の中に浮遊している微粒子と地球大気との関係を調べています。


私たちの仕事

 私たちの大まかな仕事内容です。大学内での作業が主で、野外から持ち帰ったサンプル分析と測定データー解析、室内実験、機器の調整など行っています。また野外観測も行います。

----学内での主な作業----

分析を行う部屋


実験と調整の部屋


サンプル分析
  サンプル分析では観測で持ち帰ったエアロゾル試料を、電子顕微鏡やイオンクロマトグラフィーなどで化学分析を行います。この分析でどんな化学成分が含まれているか、どんな形状をしているかなどを調べています。実験で発生させた粒子を分析することもあります。

測定データー解析
  測定データーなどをコンピューターで処理し、図や表にまとめたりする作業を行います。

観測機器の調整
  測定機器が正常に作動するか、正常な値が測定できているかなどを調べる検定作業を行います。検定のため粒子を発生さて足りもします。


室内実験
  ・粒子発生実験
    人工的に粒子を作り出し、その粒子を使って検定作業や分析などを行います。
  ・粒子の散乱実験
    粒子に光をあて粒子から散乱された散乱光を調べます。

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学部生の部屋院生の部屋




 院生と学部生の人たちがデーター解析や勉強などをしている部屋です。


冬のノルウェースバルバール島
----野外での観測----

 大気は地球をぐるぐると回っています。そのため国境を越えて観測をしなくてはなりません。いろんな国を旅することも仕事です。
 観測地はさまざまですが、行く場所は決まって人がなかなか行くとこのできないところばかりです。冬の北極、中国の砂漠地帯、熱帯のインドネシアなど、、


 エアロゾルは広い範囲で存在します。高さ30km以上のところでも空気中を浮遊しています。そのためいろんな方法でエアロゾルを測定しています。
 例えば30kmの高さの空気を調べるため気球を飛ばしたり、3kmくらいの高さだとラジコン飛行機を使ったりもしています。
 また、レーザーレーダー(ライダー)を用いた方法でもエアロゾルを測定しています。
 
気球観測
 福岡大学9号館屋上より気球を上げる様子
無人飛行機観測
 中国敦煌で無人飛行機を飛ばす様子
ライダー観測
 ノルウェースバルバール島のライダー観測所